私の彼氏は頭のネジがブッ飛んでるらしい。


「じゃ、遊んでこよっかなー」




「…………やだ」




「え?」




「だ、だから!!!嫌だって言ってんでしょ!!!」




最後はもうやけくそになって叫んだ私を見て、ニヤァっと笑った竹下絢斗。




「じゃ、今日も一緒にあの夕日に向かって走るぞ!!」




私の腕を掴み、駆け出そうとしたとき、




「あ、」




と言って竹下絢斗は彼女達のほうを振り返った。


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