私の彼氏は頭のネジがブッ飛んでるらしい。

すると、


「え!?ほんまか!?だったら俺も絢斗に負けへんように、ふぁ、ぶぁっくしょん!!」


「ギャァァァァア!!!!」


なんと、龍平はしゃべりながら急にくしゃみをしてきたのだった。


しかも、思いっきりあたしに向かって。


「なぁ!!なぁ!!見てたか!?今ちゃんと目ぇ開けたまま、」


「そんなこといいから早くこの唾と鼻水拭きなさいよ!!!!!!!!!」


あたしは唾と鼻水が飛んだ制服部分を掴みながら、龍平に詰め寄った。


「なんや、こんなん聖水やないか」


そうブツブツ言いながら、龍平は制服の袖で拭き始めた。


「は!?こんなのが聖水!?汚染水の間違いでしょ!!そして今こそポケットティッシュ使うべきじゃないの!?」



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