私の彼氏は頭のネジがブッ飛んでるらしい。
そして、時は過ぎテスト最終日。
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・おい、お前ら大丈夫か?」
机に突っ伏して、屍と化している者が約二名。
もちろん、あたしと龍平のことである。
「・・・・・なんか、あたし全てを出し切ったような気がする」
「あぁ。俺もや。大事な少年のような澄み切った心も出し切ったような気がする」
「お前、少年のような澄み切った心なんて持ってねぇだろ」
そんな絢斗のツッコミにも反応することができないくらい、あたしたちは憔悴していた。
「ほら、こんなところで休むより家に帰ったほうが休めるだろ。さっさと帰るぞ」
「無理。歩けない。頭が重い」
「そんな重いほどの中身も詰まってな、ぐほぉ!!」
0.2秒の速さで絢斗の脇腹にパンチを入れるあたし。