私の彼氏は頭のネジがブッ飛んでるらしい。
「ったく、こんなの入れるとか中学生かよ。こっちだって好きでこんな変人と付き合ってるわけじゃないのに」
「えっ」
「え?」
「・・・・・俺のこと好きじゃないの?」
「できればもっとイケメンで頭のいい人と付き合いたかった」
そう即答すると、
「まじかよ・・・・・」
と絶望したような表情になった。
「と、見せかけて“まぁそんなのウソだけどね。ほんとは絢斗のこと大好きだよ”って心の中で思ってるんだろ☆全く、あやかはツンデレなんだから☆」
さっきの表情とは一変、クルッと一回転したあとパチンと指を鳴らしポーズを決め、ついでにウィンクまでしながら絢斗はそう言った。
「はいはい。虫唾の走るお言葉どうもありがとうございました。病院行け」
そんな絢斗と後ろに、あたしはさっさと歩き出す。