私の彼氏は頭のネジがブッ飛んでるらしい。

「可愛くなくても乳が小さくても絢斗が選んだのは私なの!!!怒るんだったら私じゃなくて絢斗に怒って!!」




フン、と鼻を鳴らしてその場を後にする。




「やっべ、俺の彼女かっこいい・・・・・」




「男前やな・・・・・」




私が去った後で、絢斗と龍平はそんなことを呟いた。










「はーい、席着けー。HR始めんぞー」




教室に戻ってはるかと談笑していたとき、担任が入ってくる。




と、今日は担任だけでなくその後ろから入ってくる見たことのない男子の姿。




サラサラの黒髪は片方は耳に掛け、伏し目がちな目の周りを長いまつ毛が囲んでいる。




ほぅ・・・・・イケメンじゃないですか。




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