不思議くんのおとぎ話 【完】
そして英語の前に机くっつけて待ってくれなくなった


「謡…」


「どうしたの?あんり?!何?なんで泣いてんの?」


「私…生田くん怒らせたかも…」


「は?なんでそんなんで…。もしかして生田のこと好きなの?」


「うん。付き合ってる」


…付き合ってるのかな?
なんか今はよく分かんないよっ…

「それにビックリだけど…まずなんか心当たりは?」

心当たり?分かんない…。

「分かんない」

「んー事情はよく分かんないけど怒らせた理由はあると思うよ」


謡にそう言われその日生田くんに電話した
今は違う意味で目を見て話せない

どんな顔してるのか

怖くて見れない
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