秘蜜の秘め事
目の前に広がっているのは、青い海。

海なんて久しぶりだ。

「この近くに美味しいカフェがあるんだ。

テストを頑張った梨衣にご褒美」

古沢さんはバイクのうえにヘルメットを置いた。

「おいで、一緒に行こう」

古沢さんは手を差し出した。

「はい」

今度はためらわなかった。

古沢さんと手を繋いだ。

海を見ながら向かった先は、おしゃれなカフェだった。

例えるとするなら、アンティーク。
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