秘蜜の秘め事
ずーっと手を繋いでいたし、お昼ご飯から心臓が動きっぱなしだし。

少し落ち着き始めたけど。

2人で海を眺める。

青い波は押したり引いたりと、繰り返している。

何か…話した方がいいよね?

そう思っていたら、
「テスト」

古沢さんが話しかけた。

「はい」

「お疲れ様」

「…ありがとうございます」

労いの言葉にわたしはお礼を言った。

「あの、真」

わたしは古沢さんに声をかけた。
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