秘蜜の秘め事
「じゃあ、また明日ね」

「うん、バイバイ」

門のところできぃちゃんと別れて、わたしは歩いて自宅へ帰った。

「はあ…」

わたしは息を吐いた。

真のこと、話せなかった…。

恋愛の話題を出して、それからうまく真の話題を出せるかと思ってたけど…ダメだった。

お昼休みが終わるまで、アメリカの食事事情だった。

「仕方ない、最初なんだから」

最初だし、今の今までお互い離れてたから、きぃちゃんも話したいことがいっぱいあったんだと思う。

1日でも早く、真のことを話せる時がくるといいなあ。

そう思って歩いていたら、自宅は目の前だった。
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