秘蜜の秘め事
「もちろん、俺も参加するよ」

きぃちゃんは笑って返した。

「どうする?」

きぃちゃんは急かすように聞いてきた。

何か今日のきぃちゃんは、しつこいような気がする。

そう思いながらわたしは考えた。

真には…ちゃんと事情を説明すればいいか。

彼は大人だし、彼自身も相川さんと飲みに出かけてるし。

わたしはうんとうなずいた後、
「じゃあ、参加する」
と、きぃちゃんに答えた。

「俺から澁谷くんの方にそう伝えておくね」

そう言ったきぃちゃんに、
「お願いねー」

わたしは返した。
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