秘蜜の秘め事
最初は10分ごとだったけど、それが5分、3分、1分と時間が減っていた。

一体、この“古沢真”ってヤツは何者なんだ?

そう思っていたら、またその名前から着信。

「――クソッ…!」

俺は“古沢真”に向かって呟くと、携帯電話の電源を切った。

これで、もう2度とその名前からくることはない。

邪魔者はいなくなった。

梨衣のカバンに携帯電話を入れると、ベッドのうえで眠っている彼女に視線を向けた。

眠っている女の子を犯すほど、俺は飢えてない訳けど…梨衣だと話は別だ。
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