秘蜜の秘め事
えっ、どうしてきぃちゃんも一緒なの?

わたしの頭の中を読んだのか、
「ここ、俺の家だから」

きぃちゃんが言った。

「あ…そうなんだ…」

何だ、きぃちゃんの家か。

でも、
「どうして、わたしがここにいるの?」

きぃちゃんに聞いた。

昨日は確か飲み会で、それが終わったとたん、意識が途切れた…と言うところまでは覚えている。

わたしの質問に、
「りっちゃん、終わったとたんにすぐ寝ちゃったんだよ。

よっぽど疲れてたんだね。

まあ、なれないところに連れて行った俺も俺だけど」

きぃちゃんは答えた後、息を吐いた。
< 214 / 440 >

この作品をシェア

pagetop