秘蜜の秘め事
恥ずかしいのもいいところだと言う話である。

でも一応お互い裸は見ている訳で…って、さっきからわたしは何の話をしているんだ?

あえて正直に言うとするなら、恥ずかしいから早くお風呂から出たい…。

だって、なれていないんだもん…。

でも真に心配をかけたわたしもわたしだし…。

悶々となっているわたしだったが、ビクンと躰が震えた。

チュッと、背中に真の唇が触れたからだ。

「えっ…な、何…?」

突然触れた唇に驚いて、振り返って真を見ようとしたけど、
「じっとして」

真がそう言ったと思ったら、また唇が触れた。
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