秘蜜の秘め事
突然のことに、わたしは驚いてしりもちをついた。

「えっ…?」

顔をあげた男の子が、突然大きくなったのだ。

大きくなった彼は、
「――きぃちゃん…?」

きぃちゃんだった。

えっ、どう言うこと?

「りっちゃん…」

きぃちゃんはわたしの名前を呼んで、
「きゃっ…!」

わたしを押し倒した。

えっ、何で?

どう言うこと?

突然の状況に、わたしはどうすればいいのかわからない。

両手はきぃちゃんの手によって、頭のうえにまとめあげられた。
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