秘蜜の秘め事
黒のマグカップは古沢さん。

もう1つのピンクのマグカップは、
「ミルクティーでよかったよね?」

わたしに差し出された。

「…ありがとうございます」

わたしが受け取ったことを確認すると、古沢さんはソファーに腰を下ろした。

ピンク色のマグカップ。

まさか…ね。

いや、わからない。

長身で端正な顔立ちの古沢さんに、そう言う人が1人や2人いてもおかしくない。

女性の目線で小説がかけるのは、その人が協力してくれているから…かも知れない。
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