秘蜜の秘め事
「俺、仕事だと言ったじゃないか!」

「でも“フルサワマコト”なんて言う名前を聞いたら、誰だって女だと思うでしょうが!」

…何か、すみません。

悪いのは僕じゃないはずなのに…ワーワー騒ぐ2人を目の前にしたら、僕は小さくならずにいられなかった。

その後は…僕は相川夫妻の仲裁役状態だった。

ケンカしたと泣きつかれるのは当たり前。

事あるごとに意見を求められるのは当たり前。

この2人、僕を何だと思っているんだ。
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