秘蜜の秘め事
なかなか呼ばないわたしに痺れを切らしたのか、
「梨衣?」

古沢さんが顔を覗き込んできた。

「きゃっ…痛ッ」

横に逃げようとしたら、下腹部に鈍い痛みが襲った。

…これも何となくだけど、友達同士の話から聞いていた。

翌日は…歩くこともできないくらいに下腹部が痛くなるって。

「大丈夫?」

古沢さんの大きな手が下腹部をなでた。

「あ…はい…」

そう言えば、今何時かな?

「何時ですか?」

そう聞いたわたしに古沢さんは枕元の目覚まし時計を見た。
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