【短】気付けば好きでした
私はそっと息を吐いて
「いつも授業中は寝てて…
でも、ノートはちゃんと写したり…
楽しそうに話してくれて…
いつも…私に笑顔をくれて……
…気付けば……好きでした」
…きっと、今の顔はすごく赤い
見られたくなくて俯くけど
「…松下こっち向いて」
…春くんが話しかけた瞬間
ふられてしまうのだろうと悟った
…涙が出そうで、歯を食いしばり
春くんと目を合わせたけど
…春くんの顔……赤い?