WITH
何……???
廉は一体、何を言っているの???
見つめる先には、俯いて私と視線を合わせようとしない廉の姿。
“別れて……”って、どういうこと???
ねぇ、教えて……?廉……
頭の中では、いろんな疑問がグルグルと渦巻いているのに。
それらは、私の口から一向に紡がれようとはしない。
今日1日は、コレを言うためのものだったの……?
「………っ」
声を発しようとしても、カラカラと渇いてしまった喉からは、何も言葉が出てこない。
何一つ理解しようとしない私の頭に次に流れ込んできたのは、予想もしていない言葉だった。
「紗和は、タンポポみたいだよな……」