WITH
「わかったから、止めろってば!!」
嫌がって私の手を退けようとしている律は、私の大切なカワイイ弟……
私が頼りないせいで、律にはいつも心配ばかりさせてごめんね?
ちゃんと、廉と向き合ってみるよ。
この恋が実らないものだとわかっているけれど、自分の気持ちに正直になるよ。
これ以上、律にも啓祐にも……
心配させないように迷惑にならないように、私が一人の寂しさに耐えられるように―――
前に進むための強さはまだまだ足りないけれど、廉を好きな気持ちは誰にも負けないから。
ちゃんと廉に伝えることで
この思いに結論を出せますように―――