WITH
やっぱり……私が廉を好きでいることは、間違っていたのでしょうか?
こうなることが―――
廉とは結ばれないことが運命だと言うのなら、神様はどうして私とは廉を巡り会わせたの……?
私から廉に“別れ話”をするなんて、出来るはずがない。
それでも、蜜華さんの声が言葉が……頭の中から消えてくれなくて、胸が苦しくて痛い。
そんな私を、雲の合間から微かに顔を出す太陽の光だけが、照らし見つめていた。
―――それは、廉の眩しいほどの笑顔を思い出させ余計私を苦しめて、更に涙を溢れさせた……