WITH
そんな私の微妙な変化に気が付いた晴哉は、
「ダメなら、他のところでもいいよ?」
優しい声音で気を使ってくれるから、私はそれに甘えてしまう。
いつまでも……廉との思い出の場所として、廉と来ることは二度と無いだろうから、この公園には一人でしか来ないだろう。
それじゃいけないのかもしれないけれど、私にとっての廉はいつまでも“特別”だと思うから……
二人の思い出の場所は、“二人だけのもの”にしておきたい―――