WITH
「スッゲー、嬉しいっ!!
オレも、紗和ちゃんが好きだよ♪」
晴哉が軽い喋り方をする時は、照れ隠し……
それを知っているからこそ、更に愛しさが増す。
「……本当に?廉よりオレが好きって、信じていいんだよね……?
あとから、やっぱり廉が好きとか言っても、離してあげないよ?」
「大丈夫だから、離さないでね……?」
晴哉の腕の中―――
そこは、
“廉”よりも
“廉への思い”よりも
“廉との思い出”よりも。
一番、大切な場所だと思えました―――