WITH


待ちに待った、8月28日。

私の18回目の誕生日は、抜けるような青空が広がり太陽が眩しい晴天だった。

まだまだ残暑が続いていて、あと数日で夏休みが終わるなんて信じられないくらい暑いけど。


久々の廉とのデートが嬉しくて堪らない私には、全然気にならない。


玄関を飛び出て、満面の笑顔の私の目に入ったのは、郵便ポスト。


きっと、今日も変わることなくあの手紙は来ているんだろう……


見なければよかったな……と後悔したのは、手紙を開いた後。


今日の手紙はいつもと文面が違っていて、その内容に私は恐怖を感じ……膝がガクガクと震えてしまっていた。



『“早く、谷口廉と別れろ”
 “お前なんか消えればいいのに…”
 “死ね”』



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