タイム・リミット~陽斗サイド~



そんなこと、言われなくても十分承知だ。


恋愛経験のないお前にそんなこと、言われたくない。



「お前、それが分かってんなら、何で若葉を泣かせるようなことしてんだよ!」


「どういうことだよ!」


「今日、聞いたんだよ。若葉はお前に好きだって言われてないから付き合ってるか分からないって……泣いてたぞ?」



その言葉で陽斗を押し倒して部屋を出て行く優斗。








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