初恋デビュー⁉
あれ…
人がいっぱいいる。
8組あった!!!
「あ、ありがとう!!!」
あれ、いない…
「愛里咲ー。どこいってたの。」
「実空ちゃんこそ。」
「はぁー。まぁ、見つかったし良かった。
でも、よくわかったね。クラス。」
「なんか、親切な人がね、
教えてくれたんだ!!!」
「へぇー。誰に⁇」
誰だっけ?
あ。
名前聞いてなかった。
「うーん。わかんない。」
「わかんないって…
名前聞かなかったの?」
「あ。あの人!!!
一番後ろの窓側の人!!!」
「愛里咲。あんたの、後ろじゃん。」
えっ…。
お礼言った方がいいかな⁇
ーガラッ。
「おーい。早く席につけよー。」
「始めまして。お前らの担任の、
堂島 隼人だ。
まぁ、一年間よろしく。
それからー………」
あーあ。
先生の話長いな…。
あっ。
お礼お礼。
「ねぇ。さっきは、ありがとう。」
「ああ。」
「川瀬ー。神崎ー。
俺が、話してる時に私語とはなぁー。
明日から、一ヶ月理科室掃除だ。
サボったら、単位落とすからな。」
嘘ー。
なんで…
お礼言ってただけだのに。