傘から始まる恋
―――――
今日も雨だ!
「なんか雨の日優ちゃんと一緒に
学校行くのが当たり前に
なってきたなぁ~!」
じゃっ今日も。
オレンジの傘をさして。
「行ってきまーす!!!」
――――――
あの場所に着くと
また優ちゃんが待っていた。
「おせ―よ。ば―か。」
「ばかじゃないよ―だ!」
そんな些細な会話が嬉しくて。
私って本当に優ちゃんが好き…
こんな幸せって長くは続かない。
わかってたんだよ。本当は。