先輩と私と。
1年2学期
何故に...私が。
始まりは唐突だった。
担任が教室に入ってきて、
こう言った。
「うちのクラスからは、生徒会立候補が誰もいないそうです...。先生、悲しいです。」
心の中で「で?」と思っていると、
「なので、1人でもいいので、誰か出てくれませんか?」
私は即答した。
「嫌です」
もちろん心の中で。
私が入っている吹奏楽部の顧問でもある先生は、
「石上さん。どうですか?」
と言った。
担任が教室に入ってきて、
こう言った。
「うちのクラスからは、生徒会立候補が誰もいないそうです...。先生、悲しいです。」
心の中で「で?」と思っていると、
「なので、1人でもいいので、誰か出てくれませんか?」
私は即答した。
「嫌です」
もちろん心の中で。
私が入っている吹奏楽部の顧問でもある先生は、
「石上さん。どうですか?」
と言った。
< 1 / 446 >