先輩と私と。
『お!!もうちょっとだね!!!』



「はい!!」



『あ、でもその日から修学旅行だ...』



「そうなんですか!!!へー」



『おみやげ買ってくるね』



「やったー。」




『待ってる』



「はい!!」




『じゃーね。弟が、呼んでる』



「あ、はい」



私は電話を切る。



弟が待っていても、


私が切るまで待っていてくれるんだ。


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