先輩と私と。
「そう、なのかな.....」






『俺にはわからない。莉生にも分からない。千愛ちゃんにしかわかんないんだよ。千愛ちゃんにだって何か考えがあるんでしょ?だったらそれを待つしかないんだよ』





「でもね、千愛ちゃんがウソついてるのが、嫌だ」






『まぁ、そうだよね。でも、しょうがない。違う人間だから。そういう千愛ちゃんを理解するしかないよ。分かってあげなきゃ。ね?』






「うん...。頑張る」




『頑張れ!!!俺も頑張る!!!』






「大会、いつだっけ?」





『来週だよー。もう、疲れたー』









それでもせんぱ...零は、





私の話を聞いてくれて、






私を助けてくれる。






だから、





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