先輩と私と。
『莉生!!!久しぶり』




零はきっと勉強中だろうって、




電話を全然してなかった。




「久しぶり...」





せっかく元気に言ってくれているのに、





自分のテンションでしかいけないのも私のエゴ。






『どうした?』




「千愛ちゃんが...千愛ちゃんがね...」





『あぁ、千愛ちゃん、どうなった??』





ためらって、




オブラートな言葉を考えたけど、



思いつかないから、




「死んだ」




と言った。









『死んだ!!?何言ってるの?莉生!!?大丈夫!!?』




零は私が変になっちゃったと思ってるみたい。




「大丈夫だよ。千愛ちゃんが、死んじゃったの」




それしか、いえない。



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