先輩と私と。
『莉生!』



聞こえているけど、



零がいっているのは聞こえているけど、





私は無視するんだ。



そして、




千愛ちゃんが大嫌いな、





最低なことを言った。




「零が...悪いんじゃん」




『...え?』





「零が...!!見守れって言うから....だから...!!」





知ってる。




そんなこと言われても困るだけだって、



でも、




でも。





『莉生、落ち着け』




その声は深くて大きくて、




何も言い返せなかった。




< 255 / 446 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop