先輩と私と。

コンクール

朝はいつもより遅くおきた。




顧問が一気に優しくなって、




ゆっくり休んでください、って集合を遅くしてくれたから。





いつものように着替えて顔を洗って、





朝ごはんを食べて歯を磨いて髪を結わえる。



いつもより高いポニーテール。



みんなでポニーテールに揃えて、




位置も揃えた。




毛先がうなじに当たってくすぐったかった。





「いってきまーす」




アイロンをかけてくれたしわ1つ無い制服を着て、




家を出る。






もう百合がそこで待っていた。




「おはよ!!!」




「.....緊張するね」





「そだね」





学校に着くと、




ジュニアは駅集合なのに、




2年とトロンボーン1年だけが待っていた。




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