先輩と私と。

体育祭

かもめ...ううん、由梨華ちゃんと一緒の生徒会は、




すごく心強かった。




でもまた心に穴が空く。





それは由梨華ちゃんでは埋められない。





その席に零がいないということ。





なんでヤマキが座ってんのよ。





当たり前のように座ってんじゃないよ。




そう怒鳴りたくなるけど、





それは私のエゴだから、






言わない。






でもたまに、




「ヤマキ、どいて」




とそこをどかせて私が座ったりする。






ヤマキはにたにたしながらどいてくれるんだ。






「莉生先輩!!」




そうこの中で呼ぶのは由梨華ちゃんだけ。




「何??」




「体育祭って具体的にはどういうことやるんですか??」




ルーズリーフを片手に聞かれた。




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