先輩と私と。
次の日、





私は馬鹿みたいに早く起きる。





目を擦りながら、始めに見るのは携帯。







零にメールを送るんだ。




【頑張ってね】





それだけ。




それしかいえないから。





家をでる直前で携帯がなった。




【おう!!!ありがとう】





気持ちが穏やかになって、





弟のこの世のものとは思えない寝癖をみて家を出た。










「おはよう」





いつものように、琳が1番。




でも今日は、おはようを言わない。




「今日、受験だよ」




私は言う。





だけど、琳は放心状態だった。



「どうしたの?おーい」





「あっ!!!莉生、おはよう」




「何々??どうしたの」





「あ、あ、あ、あああぁ、えとええと」





噛みまくってて顔が赤くなっていた。




「何??気になるー」





「か、かかか彼氏にぃぃぃぃ!!!」





「どうした、落ち着け」





両手を拳で握って飛び跳ねだす。





「さささ、さっき、会って......そ!!!そしたら!!!!」






テレビの司会者のたまにでるむかつく笑顔に似ていた。







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