先輩と私と。

カラオケって楽しい!!

「莉生ちゃん、来たぁ!!」



部長さんは快く私を受け入れてくれる。




零はすぐに男子の群れに入っていってしまった。





「笹浦!!んなとこいないの!!」




部長に怒られた零は、




呆れた顔でこちらに来る。





みんながどこに座っているのかもはっきりしていなかったけど、






そこでみんなが、ようやく、ソファーに座った。




零は男子の列の一番端。





だから私も、端に座った。





「じゃ、かんぱーい」




とジュースをくれる。





零は手招きをするんだけど、





恥ずかしいから、無視をしていた。






色々食べ物が出てきて、




コンビニのおにぎりなんかもたくさんあった。





誰かが歌ってて、誰かがしゃべっている。





知らない人なんてたくさんいるし、わかんないから、端でずっとちょびちょびジュースを飲んでいた。






つまんないな、なんて考えていたところで零が隣にあぐらをかく。





「つまんなそーな顔してんじゃん」




と私の頭を撫でる。




みんなが、いるのに。



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