先輩と私と。
気がつけば毎日体育館にいる。





気がつけば毎日歌ばっか歌ってる。






そんなのにも、適当に取り組んで。






答辞だけは張り切って真面目にやってる。






なんだ。







もうこの体育館に入るのも数回なのに。







何してんだ、俺は。






へらへら遊んでていいのかよ。






毎日大切にしなきゃ、




中学になんて、もう来ないんだろうから。






なんでそれを大切にしないんだよ。





しっかり噛み締めて教室に入れ。





めちゃめちゃ真剣に、最後の授業を受けろ。





ホームルームだって、





校長の長い話だって、






もうやりたくても出来ないんだから。











ここで、莉生と会えるのも、






もう残り少ないんだから。





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