先輩と私と。
今度の返信はすぐ。




【ok


じゃあ、10時に駅ね



零】





【分かった】






実に可愛げのないやり取り、なんて少し笑っていた。





さぁて、ルートって何だろう。

















ベッドに投げられていた携帯が鳴る。




それは零の音ではない。





【ヤマキ参上です。





由梨華ちゃんから話聞いた??あのね、緊張したんだよ!!由梨華ちゃんと話すの初めても同然だったんだから!!!




ってか、由梨華ちゃんに、石上に聞いたら俺に返せってメアド教えてのに返ってこないんだけど。





どうなってんの、吹部。何してんの、お前の後輩。




だから、結果聞きに参上】









......今、ルートで忙しいんだけどなぁ...。





【緊張って何??面白い、由梨華ちゃん、好きなんじゃないの???




由梨華ちゃんに聞いたって、手紙の内容のことでしょ?




生徒会として意識しろよ、ってことと、3年になったら全部最後なんだから、ってことと、




私の悪いとこ。




ってか由梨華ちゃん携帯持ってないよ。



そこ確認しないで教えるとか馬鹿じゃん。メールは返ってきません】





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