先輩と私と。
遊園地、それから、
1週間も前から決めていた服を着て、
お母さんに借りたアイロンで髪を巻いてみたりして、
鏡の前に何回もたつ。
何回も回転して、
変じゃないところがないかを見て、
起きてから4時間、ようやく家を出る。
急いで走ったりしないように、
駅に10分で着くのに20分前に出る。
駅に着いたのは10時の5分前。
いつもより少し高めのヒールになれるのが大変。
まだ零はいないかな、とあたりを見回す。
だけど、当たり前のように柱に寄りかかる零がいた。
走らないように早めに出たのに、やっぱり私は走る。
「おはよっ!!!」
「おぉ、おはよ」
下から私をみて、
目を見開いた。
「やっぱ、変...?」
「ううん、変じゃないよ」
零は少し頬を赤らめてそこをポリポリ掻きながら言う。
「ホント?良かったぁ」
はぁとため息をつく。
「深呼吸って1回やると1キロカロリー消費らしいよ」
「知ってる!!!家庭科で習った!!!」
「俺も俺も」
あははと笑って、
「行こう、莉生」
「うんっ」
お母さんに借りたアイロンで髪を巻いてみたりして、
鏡の前に何回もたつ。
何回も回転して、
変じゃないところがないかを見て、
起きてから4時間、ようやく家を出る。
急いで走ったりしないように、
駅に10分で着くのに20分前に出る。
駅に着いたのは10時の5分前。
いつもより少し高めのヒールになれるのが大変。
まだ零はいないかな、とあたりを見回す。
だけど、当たり前のように柱に寄りかかる零がいた。
走らないように早めに出たのに、やっぱり私は走る。
「おはよっ!!!」
「おぉ、おはよ」
下から私をみて、
目を見開いた。
「やっぱ、変...?」
「ううん、変じゃないよ」
零は少し頬を赤らめてそこをポリポリ掻きながら言う。
「ホント?良かったぁ」
はぁとため息をつく。
「深呼吸って1回やると1キロカロリー消費らしいよ」
「知ってる!!!家庭科で習った!!!」
「俺も俺も」
あははと笑って、
「行こう、莉生」
「うんっ」