先輩と私と。
私を置いて歩いていってしまうから、




少し走って追いつく。














「楽しかった!!!」




「あ、あぁ.....まぁ.....」






「ごめん、苦手だった??」




ぜえぜえと息を切らせるまねをする零。





「いや、嫌いじゃないけど...。何あれ。まっさかさまに落ちたよね??」




「うん」




「飛ぶ覚悟したよ、俺は」




あはは、と笑いながらそういう。





「私も!!!めっちゃ怖かったねぇ」





「三途の川が見えた」





「見えないよ!!!」





あはは、とまた笑いながら、





「零、次どこ行きたい??」





「ん?んー.....じゃぁ、着いて来て」





零は怪しい笑みを浮かべて、





着いて来て、などといいながら私の腕を掴み、





半ば強制的に私をどこかへ連れて行った。





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