先輩と私と。
「先輩は毎日行ってますよね」


『俺は会長だから』


「それでも、なんともならないんですか?」


『なんないっていうか...俺が勝手にグループの輪に入って勝手に喋ってるみたいな。みんなからしたら誰だ、とか思ってるんじゃね?』



「それで、辛くないんですか?」



『嫌だよ。でも、立候補したのは俺だし。こういうのを直したくてやったんだから、直ればいい。それまでは我慢』



「先輩はすごいですね」


『そうかな?』



「ちゃんと目標を持ってて、ちゃんと我慢も出来るし、自分で解決できるし、私みたいに人に迷惑掛けたりしないから」


『そう?ありがと。石上ちゃんは1年唯一の女の子だし、エロ盛られるし、大変だよね。ストレスとか溜まっちゃうよね』


「そりゃぁ、もう」


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