もう一度愛を聴かせて…
◇
今日は楽しいデートになるはずだった。
それが、なぜか彼は約束の時間より、二時間も早くわたしを迎えにきたのだ。
わたしはちょうどシャワーから出たところで、
「若菜っ! おまえ、本当に奴と寝たのか? そういう女だったのか? ちくしょう馬鹿にしやがって!」
そう言うと、彼、橘大樹さんはバスローブ一枚のわたしを二階の部屋まで連れて行くと、ベッドに突き飛ばした。
「きゃ!」
仰向けに倒れこんだわたしに飛びかかり、バスローブに手をかける。下には何も着ていない。脱がされたら簡単に裸になってしまう。
つい先日まで、彼はわたしのことをとっても大切にしてくれた。
わたしがまだ高校生だということ。そして、わたしのお父さんが警察署長だということも大きいと思う。
さらには、彼自身が去年の春、県警に配属されたばかりの警察官だった。
そんな彼を、わたしは百パーセント信頼していた。
今日は楽しいデートになるはずだった。
それが、なぜか彼は約束の時間より、二時間も早くわたしを迎えにきたのだ。
わたしはちょうどシャワーから出たところで、
「若菜っ! おまえ、本当に奴と寝たのか? そういう女だったのか? ちくしょう馬鹿にしやがって!」
そう言うと、彼、橘大樹さんはバスローブ一枚のわたしを二階の部屋まで連れて行くと、ベッドに突き飛ばした。
「きゃ!」
仰向けに倒れこんだわたしに飛びかかり、バスローブに手をかける。下には何も着ていない。脱がされたら簡単に裸になってしまう。
つい先日まで、彼はわたしのことをとっても大切にしてくれた。
わたしがまだ高校生だということ。そして、わたしのお父さんが警察署長だということも大きいと思う。
さらには、彼自身が去年の春、県警に配属されたばかりの警察官だった。
そんな彼を、わたしは百パーセント信頼していた。