イケメン女子の学園生活2
東高校ニ学期


はぁ〜……


あ、どーも皆さん、


黒崎 朔月です。




夏が終わったと言っても暑いですね、

んで、オレの回りは更に熱かったりします




「さっくん〜〜〜♪」



泪が、くっついてきます




夏休みも終わり、学校がスタート

ニ学期の始まり



哲がいなくて寂しい、なんて言いません

言いませんから、くっつくの止めてもらえませんかね?





「だぁってぇ、励ましてあげようと思って☆」

『もう寂しくないってんだろ。自分の席につきなさい』

「ぶぅー!!」



学校が始まって、久しぶりに担任の顔を見て、あー夏休み終わったなー

なんて自覚する



夏休み明けの一週間は地獄だな

休みボケなんかしてないけど、固い椅子に座るのはやっぱ疲れる




「ね、朔月君聞いた?」


隣に座る慎二の方を向く

光樹は寝てて、泪は自分の席からオレ達を見てる




『……何を?』

「あれ、やっぱり聞いてなかった?」



担任がよし、終わりと言って出ていく所を見るとどうやらホームルームで何か言ったらしい…



『聞いてなかった』

「流石、朔月君」



嫌みですかね?慎二サン

いや、ホームルーム中に引っ付いてきた泪のせいもあるんだから



『何か言ってた?』

「うん。再来週、野外があるんだって」

『野外??』



あの、小学生とかが皆で仲良くテント張ったり飯盒炊飯したりするアレ?


< 1 / 95 >

この作品をシェア

pagetop