イケメン女子の学園生活2
そんな感じで迎えたテスト
オレはしっかり勉強したから大丈夫
完璧完璧
泪はブツブツ呟きながら登校してきて、適当な挨拶以外はろくに喋らなかった
『本気だな…』
「うん。かなり頑張ってたみたいだよ」
テスト開始
チャイムが鳴ったと同時に皆テスト用紙をひっくり返す
………さて、オレも頑張らないとな
「うぅ〜ドキドキのこぉ〜…」
本当に緊張してんのか?
テストが終わって、一週間
泪と尚輝は壊れたように弾け、遊びまくっていた
勉強でオールした日を埋めるとかでゲームでオールしたとか
……それってどうなのさ?
まあ、なにはともあれ今日
テスト結果発表です。
「朔月君はまた一位だろうね?」
『まあね』
「随分自信あんな」
だって勉強したもん
ホームルームの朝
掲示板に貼り出される結果発表より前に個人のテスト結果が配られた
【黒崎 朔月 688/700点 】
うん、まあまあ
何を間違えたのかが気になるな
【浅井 慎二 635/700点】
【寒川 光樹 598/700点】
慎二と光樹を覗き込んだ結果
二人共追試なしだ
「朔月君すごいね…」
「……」
『光樹も誉めていいんだぞ?』
「…………」
無視された…て、そうじゃなくて。
小さい紙をジッと見つめている泪
後ろから覗き込みで結果を見せてもらう