イケメン女子の学園生活2
あんなのを高校生がやっちゃうんスか?
「やっちゃうんだよ」
『……おぉう』
なんという……
東高イベント大好きだな!
オリエンテーションの時にチラッと思ったけど、イベントってかお泊まり大好きだよな!
「二年生が修学旅行に行く間、一年が可哀想だから、だって」
『何それ…』
ただ、アンタ等が行きたいだけなんじゃねーの?
って教師に言いたい
「…で、野外って言っても、キャンプ場で。お風呂とかあるとこだって」
『それは助かる』
「因みに、班は男女各三人ずつの六人。クラス跨ぐの禁止。さて、どうする?」
ニヤリと笑った慎二は首を傾げ静かに問うた
………どうする?って
『慎二と泪とオレ。女子はなんとかなるでしょ』
「プッ!朔月君なら言ってくれると思った!!」
「さっくん最高ぉ〜!!」
話を聞いていた泪共々、腹を抱えて笑い出した
…ん?
オレ何か面白い事言ったか?
慎二はオレが女って事をカバーしてくれそうで良いでしょ
泪はマスコットでしょ
女子はおまけでしょ
『…あれ?普通じゃね?』
「フッ、アハハ……はぁ、光樹っ忘れてるよ…!」
笑いを含んだ慎二が言ってオレはハッとする
んー…でも、結果は変わらない
光樹と比べたら慎二は紳士で扱いもやすい
泪は側にいても暑苦しくない
『うん、やっぱり慎二と泪だ』
「「アハハハハハハハハ!!!」」