イケメン女子の学園生活2
『いやいやいやいやいやいやいやいやいや』
「…うるせぇな。もっと色気がある事言えよ」
『い…』
「い?」
『色気がなんぼのもんだぁあああ!!』
「グフッ!」
き、気持ち悪いー!!
顔面を殴られて意識を飛ばした光樹
止めを…刺さないと…いけない…かなぁ?
『テメェ…地獄におくっ…』
「びーえる?」
怒りが頂点に達したオレがひきつった笑いで振りかぶった時
当初の目的がやってきた
「…何だ。びーえるじゃないのか」
『びーえるって言うな。オレは無害だ』
「じゃあ、そーちょー様がホモ?」
『………知らねーよ…』
イヤホン君の声がかかり出来ました、夕飯のカレーライス!
なかなか上手で焦げてないご飯にこくのあるカレーが出来上がりました
そうして只今
イヤホン君と二人で洗い物
「黒崎って綺麗な顔だから狙われたんじゃねーの?気を付けろよー?あ、でも強いから大丈夫そうだな。…黒崎ってそっちもイケたりすんの?」
『ちょっと黙ろうか?』
じゃぶじゃぶと泡を洗い流すオレに刺さる視線
んな物珍しい目で見ても面白い事なんて一つもないっつーの!!
「……。あー、なんか分かったわ」
『は?何が』
「いや?なあ、歌おーぜ」
『……唐突だな。んー、ドナドナ歌う?』
「ドナドナ!?ま、良いけど」
『あ、歌詞知らねーわ』
「……またか…じゃあ、鼻歌で」
イヤホン君を黙せるために仕方なし
ドナドナの鼻歌をプレゼントしました☆