イケメン女子の学園生活2
〜朔月 side〜
なんとかビーエル的流れを消せたオレは只今布団の準備中。
外でテントを張る……訳ではなくて
山の頂上のコテージにて。
因みに中は和室で三人にしては勿体ない広さがあります
一つのコテージに部屋が4つあって、一部屋に三人寝るって感じ。
そうそう、部屋にちゃんとシャワーが装備されていて、なんやかんやの心配もない
「だからぁ、さっくん、僕、君。コレで良いじゃあん!」
「良くねーよ!何で俺がお前なんかの隣で寝なくちゃなんねーんだよ!」
二人を無視して黙々と布団敷き
「僕だって君の隣やだよぉ!けど、仕方ないじゃん!」
「何が仕方ないんだよ!」
「さっくんと君を隣にしないためにだよぉ!!」
「はあ!?」
はい、無視無視
枕を投げつけあう二人を横目に、布団敷き完了
つか、仲良いなお前等
「じゃあ、外で寝ればぁ!?」
「はっ!?何でそうなんだよ!黒崎真ん中で良いじゃねーか!!」
「嫌だって言ってるでしょお!?この、変態!」
「はああ!?黒崎相手になんもしねーよ!!!」
あー…もう、
『五月蝿い!』
飛び交う枕を掴み取り、二人の顔面に平等に投げ付けた
バスンッ!と音と共に引っくり返る二人
ふう、静かになったな