イケメン女子の学園生活2
「痛いよぉ…」
「いてぇ…」
ポトリ、と顔から枕が落ちて見えた二人の顔は歪んでいた
ま、当たり前か
思いっきりなげたから。
『……オレ、真ん中で良いから』
「!?」
「よっし!良く言った!」
「だ、だだ駄目だよぉ!?」
『大丈夫だって…つか、早くシャワー行けよ』
「大丈夫じゃないよぉ!男は皆狼だよぉ!?」
「……だから、何で黒崎ってBL感が凄いんだよ」
さ、さあね……
バツが悪そうに目を剃らず泪はそれでも反抗する
「…とにかくぅ…駄目なんだよぉ……」
「……」
『何が駄目なんだよ…。……もし、もしだぞ?イヤホン君がオレに何かをしようとしたとする。して、オレが負けるとでも?』
「……それはぁ、思わないけどぉ…」
「…まっ、何もしねーけどな」
『ほら、大丈夫じゃん。だから……』
オレが泪の頭を撫でようと腕を伸ばしたら、パシッと泪の手に掴まれた
「僕が…僕が嫌なの!!」
潤んだ瞳でそう叫んだ泪に二人でポカン、と見つめた
僕が嫌って…
「……また、ビーエルかよ…」
『………』
「はぁ?BLぅ?」
「キモい」
『………』
もう、勝手にしてくれ……………