イケメン女子の学園生活2
〜朔月 side〜
山を下って30分弱
辺りは暗く、少し不気味な山道を進んでいたオレはやっと見つけた
昨日行ったとはいえ、やはり遠いぞコンビニ
キャンプ場がある山だから山道にも少し外灯がある
けど、やっぱり暗い
山を下りたらまあ明るいけどな
車や店のライトで明るくなっている
……にしても、オレジャアンケン弱いよな
見事に泪とイヤホン君に負け、一人でコンビニへ
心配して付いてこようとした泪だけど、またイヤホン君に変な目で見られたからオレ一人で来た
まあ、実際泪よりも喧嘩強い訳だし
のんびりと景色を楽しみながら歩いたから時間は結構経った
あんまり心配させるといけないから、急ぐか
オレはもう目の前にあるコンビニに小走りで向かった
コンビニの駐車場にはガラが悪いガキがしゃがんでいたが、まあ、スルーで
やけに視線を感じつつ、コンビニに入ったオレは適当にアイスを掴みレジに向かう
レジを済ませて袋を片手にコンビニを出た
あーあ…ガキが増えてら
入り口を塞ぐように座るチンピラがオレに反応して立ち上がる
さっきよりも強く視線と少ない殺気を感じ、嫌な予感が走る