イケメン女子の学園生活2
『…じゃあ、どうすんだよ?一人省けだぞ』
「俺とお前、慎二と泪で別れれば問題ねぇだろ」
あ、成る程な
一人省けよりその方がマシか…
『よし、慎二!オレと組もう』
「…え?」
「あぁ!?だから、俺と……『慎二と、オレ』
こらこら、笑うんじゃあないよ、慎二君
「僕わぁ〜〜!?」
『ん?ああ、泪でも良いけど』
「だっ、テメェは俺とっ…!」
「……埒がないね。よし、ここはジャンケンで決めない?」
笑う慎二は片手で口を隠しながら言った
無言で頷いたオレ等は、目を光らせ、ジャンケンに集中する
「ジャーンケーン、」
ポン!!
『……あいこ』
「あっ、そうか。グッパージャンケンにしようか」
見事に四人バラバラに出し、グッパージャンケンで別れる事に
グッパージャンケンとは、グーとパーだけを出して、二つに別れるためのジャンケン(?)だ
「グッパージャンケン、ジャンケンポーン!」
慎二→グー
泪→パー
光樹→グー
オレ、→パー
『よっし』
「わぁい!!よろしくねぇ?さっくん!」
『よろしく』
勢いよく飛び付く泪を受け止め、ホッと一息
ま、正直誰でも良かったけど
「アハハ、光樹ドンマイ。正々堂々決めたんだから、文句言わないでね?」
「………チッ」